早いもので入学してからもう6年が経ちました。色鮮やかな経歴を待ち、年齢も様々な仲間が集まり皆、楽しく真面目に講義を受けました。こんな前向きな姿勢に心地良さを感ながら通ったのを思い出します。ゼミでは本音で意見をぶつけ合い、その後で居酒屋に突入することもしばしばありました。大学での体験は、60歳を超えた私にとっては刺激的で、更に若さを頂いたように思います。現在も4期生会、その他の研究会も活発に活動していて、参加者も多数います。
私は昔から絵を描いています。地元の絵画団体では運営委員を担当し、更にもう一つの絵画の公募団体にも所属しています。東京都美術館で毎年開催される展覧会には、先生と大学の仲間たちが、普段の顔をして恒例のように観に来てくれます。仲間意識の強さに驚くと共に本当に感謝しています。今年も先生と仲間たちの応援を背中に感じながら頑張っています。
RSSCでのキャンパスライフを終えて早や2年、歳月は瞬く間に過ぎて行きました。その間、私は自宅を改装してカルチャーサロンを開設する運びとなり、今ではRSSCの学友やたくさんの地域の方々にご利用いただいております。サロン開設は、本科の高橋ゼミの私の研究テーマでした。また、専攻科のゼミ仲間とつくったRSACの活動では、豊島区小学校での放課後学習支援、中野区社協の「まちなかサロン」(主に高齢者ケア)の運営、在学中から関わっているグループ活動では、豊島区区民ひろばの「わくわくお洒落講座」を担当し、地域のお年寄りから大変ご好評をいただいております。こうして私は在校中から現在まで、地域社会に必要とされている様々な問題と取り組んで参りました。このよう活動は、RSSCでの2年間の「学び直し」があればこそできたことであり、そこにはシニアライフを生きるたくさんのヒントが散りばめられていました。殊に志を同じくする学友との出会いは何にも代え難く、迷っていると誰かがヒントをくれました。毎日が刺激にあふれていました。RSSCで培った数々の学びは、間違いなく私の人生の宝物となっていくに違いありません。
想定はしていたものの、定年後感じたことは私を粗大ゴミ視している家庭内の空気である。好いた惚れたから40年、女房との会話は減り、甘えていた子供は一人前の口をきく。俺様が稼いで養ってきたからこそ今のお前たちが、という言葉を飲み込みんで見つけた居場所がRSSCである。
熟練の教授陣に加え実践経験豊富な講師による講義は充実し、望めば若い学生と同じ授業を受けることもできる。多種多様なキャリアや価値観の持ち主との付き合いは卒業後も続いている。一生かけても読み切れない書籍が並ぶ図書館、アイビーに覆われた伝統ある校舎や恵まれたパソコン環境。これらが有機的に一体となってキャンパスを織りなし、なかなか居心地が良い。
専攻科を卒業してから1年余り、今はサポートセンター登録団体である経済・社会問題研究会の代表やマンションの理事長を担いながら日々を過ごしている。粗大ゴミ化は順延となった。これもRSSCの成果である。
前職の送別会にて“仕事辞めた後、どうするの?”と聞かれ、“あさってから立教に行く”と言ったとたん、驚きの声で“頑張ってね”と職場の皆さんに送り出され早1年。赤れんがの本館やチャペル前を颯爽と歩き、冬のキャロリングにも参加、自分でも驚く変身でした。
シニアの1年間は本当に早いもので、講義やゼミ、清里合宿、研究会活動、NewsLetter委員等と、目一杯の日々でしたが充実した学園生活でした。体が動ける間のシニア時代って、本当に“人生のゴールデンタイム”だと思います。今でもRSSC仲間と定期的に散歩の会や飲み会等を行い、今後もそれが末永く続いていくような気がします。
将来はRSSCでの経験を生かして、地元で“シニアのクラブ活動”として、引きこもりがちのシニアを引っ張り出し、楽しい仲間づくり、生きがいのある街づくりに励もうと目論んでいます。
「一粒で二度おいしい」とありますが、人生に有意義なセカンドステージがあったらなお楽しい。永い勤務生活の褒美として、1年間RSSCに通ってみて正解でした。思い出は多い方が楽しいですよね。
本科に入学して1年はあっという間に過ぎてしまった。この1年得たものは大きい。
大変苦手であった文章作成は修了論文や授業ごとのレポート提出で随分鍛えられたと思う。授業も健康に関するもの(暮らしの生命科学)、死を正面から捉えるもの(最後まで自分らしく)、社会問題(ジャーナリズムと法)、音楽(歌がてらす人と社会)、経済(暮らしに役立つ経済と金融)など幅広く選択でき、楽しい授業であった。また、清里合宿や季節ごとのパーティなどにおいて多様な仕事をしてきた人達との交流が大いに刺激となった。何より良かったのはゼミを通して良き仲間に恵まれ、楽しく過ごさせていただいたことだ。
今は専攻科に進み、授業、ゼミだけでなく、社会貢献活動サポートセンターの研究会へも参加している。そして授業で学んだ次のことをモットーとして充実したキャンパスライフを過ごしている。
①体だけでなく社会とのかかわりを持ち精神面での健康を保つ。
②自分(シニア)は社会のコストではなく担い手である気概が必要。