立教セカンドステージ大学受講生のためのクリスマス礼拝が、12月11日(木)の昼休みに、立教学院諸聖徒礼拝堂(池袋チャペル)で行われました。立教大学オーガニスト・ギルドの学生による荘厳なパイプオルガンの演奏のもと、「もろびとこぞりて」の歌詞で知られる聖歌69番の斉唱で開式しました。
大森明彦立教大学チャプレンにより司式が行われ、受講生も参加して、クリスマスの祈りを唱え、さらに立教大学に連なるすべての人々、ことに立教セカンドステージ大学に関わる人々への祈りを捧げました。
また、聖書の朗読では、立教大学アコライト・ギルドの学生が、旧約聖書「イザヤ書 第9章1節」(イエス誕生の場面)、新約聖書「ルカによる福音書 第1章26節」(受胎告知の場面)から、イエス誕生に関わる聖書のみ言葉を朗読しました。それに続くチャプレンのお話では、「天使ガブリエルからマリアへのお告げ」についてのメッセージがあり、皆さん静かに聞き入っていました。
チャプレンの傍らにある、アドベント(Advent)の4本のキャンドルのうち、この日は2本に火が灯っていました。
アドベントは「降臨節(こうりんせつ)」と呼ばれる、イエス・キリストの降誕(クリスマス)を待ち望み、心を備える約4週間の準備期間のことです。ラテン語で「到来」「来臨」を意味する「Adventus(アドベントゥス)」という単語が語源とされています。
アドベントには、ろうそくを4本用意し、第一主日に1本目のろうそくに火をともし、その後、第二、第三、第四と週を追うごとに火を灯すろうそくを増やしていくという習慣があります。
同じ日の夜、本科生・専攻科生・教員が学生食堂「第一食堂」に一堂に会し、「クリスマスパーティ2025」が開催されました。
本科ゼミ世話役会(本科生18名で構成された委員会)のメンバーと担当教員の大野久先生が、9月に担当を決め、それからは担当ごとに毎週のように集まって、相談・企画・準備を進めてきました。
息の合った司会の進行で開会宣言した後、中川英樹立教大学チャプレンが、セカンドステージ大学で学び直しを実践している皆さんへのメッセージと、パーティでいただく食事への感謝のお祈りを捧げました。
この日の一番の企画は「藤井大翔(ひろと)さんライブパフォーマンス」、現役の立教大学の学生で、歌手活動もされている藤井さんの透き通る歌声と、会場のあちこちで鳴らされるリングベルで、クリスマスソング「All I Want for Christmas is You」は大盛り上がり。続く、藤井さんオリジナル曲「あじさい」ではしっとりとした歌声が会場に響き渡りました。
あっという間の1時間半、パーティ最後のイベントは、参加者全員による聖歌74番「きよしこの夜」の合唱です。
スマホをペンライト替わりに合唱する皆さん、修了論文作成が佳境に入っているこの時期、つかの間の楽しい時間を過ごされていました。